性器ヘルペスの症状について
性器ヘルペスは、「単純ヘルペスウイルス(HSV)」の感染によって起こる性器の皮膚の炎症です。
HSVは皮膚粘膜に接触感染してしまうと、神経を通じて仙髄神経節(仙骨の奥の神経中枢)に移動します。
これによって潜伏感染します。
潜伏したHSVは、体力の低下などをトリガーとして、再活性化をしたのちに増殖します。
そこから神経を伝わり、陰茎や外陰部の皮膚や粘膜に達することで、病変を起こします。
しかし場合によっては、病変をつくることなくウイルスだけ排出する場合(無症候性ウイルス排泄者)があります。
主に発症様式により初感染、初発、再発の3型に分類されます。
初感染(初感染初発)では、セックスなどの感染の機会があってから2〜7日(〜21日)で、
性器や肛門のまわりに不快感や痒みが生じて、軽い刺激感を伴って赤い小さな水ぶくれが広がります。
男性の場合は皮疹が起き、亀頭、包皮、陰茎の頚周り、その少し付け根などの皮膚にできます。
初めは皮膚がピリピリする程度の小さな赤い水泡程度なのですが、
その後皮膚に小さな潰瘍(水泡がつぶれた跡)ができます。
最終的には黒ずんだかさぶた(痂皮)ができて完治していきます。
水疱は自身で見逃す事が多いため、水疱の有無をはじめ、痛みが有るか無いかは問診上重要だそうです。
性器ヘルペスの治療法について
性器ヘルペスの治療法は4つに分かれています。
1:アシクロビルの内服:1日5回を5日間(初発型では症状により延長)。
血中薬剤濃度を維持するために5回の内服が必須となっているようです。
2:バラシクロビルの内服:1日2回を5日間(初発型では症状により延長)。
3:ビダラビン軟膏の局所塗布:※再発型で病変が小さく症状が軽い場合。
4:アシクロビルの点滴静脈内注射:※症状の強い場合。
基本的に性器ヘルペスは、内服薬で治療する形になります。